大阪府後期高齢者医療歯科健康診査について(2)

この４月から平成３０年度の大阪府後期高齢者医療歯科健康診査が実施されてます。 年度内に１回限り、無料で実施医療機関で受診できます。 今月からは「歯科健康診査」の健診項目の内容について取り上げてみたいと思います。 健診は「問診」と実際の検査が９つの、合計１０個の項目に分かれています。 まず「問診」。前半部分の１問〜７問で、　私たち歯科医は以下のことが把握できます。 ①　歯や歯茎についての自覚症状や、気になるところ、咬み難さを感じているのか否かのチェック ②　普段から歯科に受診する機会がある方なのかどうかのチェック ③　入れ歯を使っているのか、そもそもあるのかどうかのチェック （私が設問を作ったわけではないのですが..） ③のところは大変重要なポイントです。 というのも、高齢者の方で「入れ歯はない」と言いつつも 「入れ歯が何年も入れっ放し」ということは、意外と多いのです。