歯垢(しこう)と言わず、「歯くそ」と呼ぼう!(3)
3ヶ月に亘って「特殊詐欺の話題」から離れて、プラーク(歯垢)についてのコラムを書いております。
「歯垢(プラーク)は細菌の塊なんですよ。だからプラークコントロールは大切なんですよ!」
そういうことをみなさんにお伝えしたくて、
診療所ではプラークのことを敢えて「歯クソ」と大変下品な言葉で患者さんに説明しております。
「このオッさん、へんてこりんな言葉を使いよるなぁ」と思われてるかも知れませんが、
それでも使い続けているには、訳があるのです。
要するに、「プラーク(歯垢)に含まれているバイ菌の量(密度)は、大便に匹敵するぐらい多過ぎる。」
「多過ぎるにも程がある」..そういうことを強調したくて、「歯くそ」という語句を使っているのです。
みなさんは外から帰ったら手を洗いますよね。お食事前にも手を洗いますよね。
なのに、歯の表面、歯茎の際(きわ)に歯くそがついたままでも、
平気で布団に入ってスヤスヤと眠れる人、意外と多いですよね。
歯くそが「白色」ではなく、リアル大便と同じく「焦げ茶色」だったら… (続く)