歯垢(しこう)と言わず、「歯くそ」と呼ぼう!(4)
お食事中の皆様には失礼いたします。プラーク(歯垢)=「歯くそ」についてのコラム4ヶ月目です。
「プラーク(歯垢)に含まれているバイ菌の量(密度)は、大便に匹敵するぐらい多過ぎる。」
「多過ぎるにも程がある」..そういうことを強調したくて、「歯くそ」という語句を使ってます。
もし、歯くそが「白色」ではなく、リアル大便と同じく「焦げ茶色」だったら、
ひょっとすると、歯科医師だけではなく医師の仕事内容までも、今のとは違っていたかもしれません。
「むし歯予防週間」で歯の表面に赤い色を塗られた経験は、一度はあるかと思います。
これは、歯と同じ色をしているから、見えやすく染め出しをしているのですね。
とすると、リアル大便と同じ色だったとするならば…
毎日が「むし歯予防週間」と同じ感覚で過ごせてしまえます。
歯に付着したウンコ色の汚物、無精ヒゲと同じぐらいみっともないです。
となると、大多数の方は、毎朝、「お口のウンコ色」を完璧に落とすことが、日課となることでしょう。
歯垢の除去は、肺炎はもちろん、心疾患や糖尿病の成績にも好影響があることが判明しています。