糖尿病と新型コロナウイルス感染症
冬場に入り、新型コロナウイルスの感染症の拡大が予想通り拡がってきました。
ところで、厚生労働省が毎年実施している「国民健康・栄養調査」によると「糖尿病が強く疑われる」成人の割合は、男性18.1% 女性10.5%となっています。
(この割合は、ここ数年ほぼ横ばいです。)
今月は、有病者と予備軍を合わせて2000万人を超えるといわれる「糖尿病」と「新型コロナ」についてのコラムを書いてみようと思います。
⭐️糖尿病の人は、コロナに罹りやすいのか?
答え「感染のしやすさは、どうやら健康な人とそんなに変わらないようです。」
⭐️感染したら重症化しやすいのか?
答え「2〜2.5倍で重症化しやすいという研究報告があります。ただし、血糖値のコントロールが良好な糖尿病患者と、そうでない患者との間では、生存率に差があるというデータもあります。」
いずれにせよ、糖尿病はそれだけで体のあらゆる臓器に悪影響を与える病気です。
次回は糖尿病の合併症の恐ろしさについて、取り上げてみたいと思います 2020.12.17
Commentaires