難波長柄豊碕宮ってご存知ですか?
11月は「大阪都構想」の話題盛り上がってましたね。私は隣県の住民なので、
意見は特にありませんが、「都」と言えば、実は大阪もかつては、ほんの束の間ではありますが、首都であった時期があります。豊臣秀吉の時代ではありません。
(豊臣の時代も天皇陛下は京の都にお住まいでしたので、厳密には「大坂」は首都だとは言えません。…首都とはなんぞやについての考察は、今回は省略します…)
では、いつ大阪が首都だったのか。それは645年の大化改新が成就したのち、30年ほど、今で言う谷町四丁目付近に「難波長柄豊碕宮」として存在しました。
大火によってその全貌は失われましたが、壮大な都だったようです。
現在、この地は周囲をバカみたいに立派なNHKの建物たちに囲まれ、阪神高速が横切り、予備知識がなければ、ただの「手付かずの原っぱ」ぐらいにしか見えません。
語り継ぐものがいなくなれば、このような扱いになるのだろうな…
真北にそびえる徳川時代に建てられた「大阪城」を見ながら感じさせられました。 2020.11.16
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